病気にならない為の最大の武器は予防である。
リハビリテーション専門職の視点で、対象者の予後や改善の可能性などを予測し、対象者にとってより自立につながる道すじを支援し、皆様が生き生きと暮らせる世の中を目指して健康寿命の延長や健康増進・介護予防あるいは地域包括ケアシステムの構築の一助になればと願っております。
少子高齢社会へと突き進み、様々な事が急速に変化している中で、地域住民の視点に立って、病院や施設などの組織にとらわれない相談しやすい団体を目指し、社会の多様化したニーズに応える役割を果たす活動を行いたいと考えます。
若者ならば若者らしく謙虚な姿勢と前向きな行動力で地域に貢献していきたいと考えております。どうぞ、ご理解とご協力をお願いいたします。
階段 の上り下りにも手順があり、杖の持ち方にも基本があり、介助する際の介助者の立ち位置にもコツがあり、腰に負担のかかりにくい移乗方法など地域で暮らす上では知っていた方が良いことが多くあります。
正しい知識や方法を持ち、継続的な運動をすることは病気を未然に防ぐことにもつながってきます。
私たちは活動を通じて、運動のきっかけを作ったり、知識の普及や技術の向上を図ることで、地域住民の生活の質の向上に寄与したいと考えます。
一リハビリテーション従事者の立場から、
何らかの障がいを有した方を医療介護機関で関わる「受動的な姿勢」ではなく、障がいの有無に関わらず、全ての人を対象として、自ら地域に出ていき「能動的な姿勢」で関わる事も健康増進・疾病予防・健康寿命の延長などにおいて重要であると考え、地域での活動を積極的に展開します。
一地域住民の立場から、
病気になってから考える【受動的な姿勢】よりも病気にならないために考える【能動的な姿勢】を中心に疾病予防を念頭に置いて、地域住民が主体となって技術習得や知識を学ぶことが重要であると考え、地域の皆様と共にネットワーク基盤の整備を目指します。
薬漬け、介護漬け、リハビリ漬けにするのではなく、自らが行動を起こすこと
疾病予防の観点でいえば、病気にならないための最大の防御は相手(病気)を知り、運動などを通じて予防することが大切です。
【病院で出来ていた事が自宅では出来なくなるケース】【退院後に筋力や体力が低下するケース】【整形外科系の疾患の多くでは、手術するに至るまでに適切な対応をしていれば、手術をしないかあるいは、遅らせることができたと思われるケース】など様々な問題を目の当たりにします。そして、地域に出ると【介護により腰痛を有する方】【介護に関連する悩みを持った方】【リハビリや介護に対する理解が乏しい方】などが思っていた以上に多くいることに気づきました。
地域包括ケアシステムでは、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的で切れ目のないシームレスな提供を目指していますが、実際の現場では必ずしもシームレスな提供とはいかない場合もあります。
そこで、ネットワークの構築として、専門職同士の繋がりや地域住民との繋がりを持つことの重要性を強く感じています。
2025年には、団塊の世代が75歳以上となり、高齢者人口はピークを迎え、超高齢社会が到来します。
今後において、入院日数の短縮や在宅医療を必要とする方の増加、一人暮らしの高齢者が増加することなどが予想され、中・長期的な改革案として、医療・介護が一体として受けられるよう、地域包括ケア体制の確立が必要とされています。
特定非営利活動法人
リハビリテーション支援ネットワーク
代表 長谷川 大悟