日本のリハビリテーション分野は飛躍的に進歩してきていると同時に国民のリハビリテーションに対する期待やニーズも高まってきています。一方、地域住民のリハビリテーションに対する理解や知識、情報、あるいは専門職同士のネットワークは完全に機能しているとは言えない現状です。
私たちは、医療介護施設でリハビリテーション業務をこなしていく中で組織や制度上においての限界を感じ、地域住民の生活の質を高めるには自ら進んで地域に出て、地域住民の健康増進・疾病予防に力を割いた方がより効率的であると考えました。
健康増進・疾病予防・健康寿命の延長などにおいては、リハビリテーションの視点や一人ひとりの意識なくしては成り立たず、住民の生活の質は向上しないと考えています。それらを解決するには、医療介護従事者同士のみならず、地域住民と医療介護従事者が対話する場や情報交換をする仕組み作りなどを含め、地域住民及び医療介護従事者が主体となって技術習得や知識を学ぶことが大切です。
そこで私たちは、地域住民及び医療介護従事者に対して、技術研修、知識の普及や情報の提供、調査研究や提言、相談助言、交流の促進を図り、地域住民の生活の質を高めると共に、保健・医療・福祉の増進及び社会教育の推進に寄与したいと考えました。
この法人は、リハビリテーション業務に従事するリハビリ職・看護職・介護職等により設立された非営利団体です。
NPO法人 リハビリテーション支援ネットワーク定款より抜粋
第2章 目的及び事業
(目的)
第3条 この法人は、地域住民及び医療介護従事者に対して、リハビリテーション等の知識及び技術向上に関する事業、調査研究に関する事業、相談・助言・カウンセリングに関する事業を行い、保健・医療・福祉の増進及び社会教育の推進に寄与することを目的とする。